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    5月7日の旅

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      行って参りました、幸村さまのご命日詣り。

      本当は九度山も高野山も行くのが恒例ですが、息子が生まれてからは

      日帰りにならざるを得ないのが残念です・・・。

       

      早朝の新幹線で、一路大阪。

      天王寺の安居天神へ向かいます。

      幸村さまの最期の場所と伝わる神社。

      亡骸を葬られたお墓が伝わっていないので、私は毎年こちらの石碑に

      手を合わせています。

      隣に建てられた銅像も、この日は何だかいつもより生き生きと見えます。

       

      手を合わせて祈ることは、いつも同じです。

      幸村さまを、真田家を知ってから広がったご縁に感謝し

      幸村さまや大坂の陣で散った皆様のご冥福を祈る。

      願いは、ただ静かに眠って欲しい、それだけです。

       

      この御命日詣りも2006年から続けているのですが、最初の頃から

      見かけていたこのねこさん。

      なんと17年もこの神社に居るんだそうです。

      もしかしたら、幸村さまの魂を守っているのかも・・・。

       

      安居神社の正面の一心寺さんが作られたシアターで、大坂夏の陣の

      史跡を案内してくれる映像を観させて頂きましたが、これがまた面白い!

      史跡巡りの前にはオススメです。

      シアターを出ると、正面は幸村さまが着陣した茶臼山。

      「ツツジの咲いたるような」と評された赤備えのような、ヤマツツジが

      史跡を彩っていました。

       

      さて

      ゆっくりと史跡も巡りたいところですが、京都へ向かいます。

      石庭で有名な、某お寺へ向かいます。

      このお寺のある塔頭に、幸村さまとそのご家族の墓所があります。

      一部では有名な場所なのですが、お寺側の意向で一般公開はしていないので

      あえて私は詳しくは申し上げません。

      一度だけ取材で中に入らせて頂きましたが、正室の竹林院さまのお墓と

      娘姫さまのご家族と共に、ひっそりと静かなお墓でした。

      邪魔をしてはいけない雰囲気だったので、それ以来遠くから手を合わせるだけにしています。

      先述のように、亡骸がどこに葬られているかはわかりません。

      でもこの場所は何か特別な気がして・・・毎年訪ねているのです。

      毎年この時期は、新緑が本当に美しいのです。

      ちょうど塔頭の前で手を合わせていたのが、幸村さまが亡くなったと

      言われている時間でした。

       

      ここではもう一つ恒例が。

      名物の湯豆腐を頂きながら、綺麗なお庭を眺めて幸村さまに思いを馳せるのです。

      ゆっくりした時間の中で、じっくり幸村さまのご冥福を祈る。

      これが私の大事な時間なのです。

       

      甘い香りの藤に見送られて、402年目の御命日詣りも無事に終了。

      安居神社も京都のお寺も、変わらず静かで柔らかい時間が流れていました。

      それが幸村さまの魂が安らかな証のようで

      私は嬉しくなって、少し泣いてしまうのです。


      402年前に思いを馳せて

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        ゴールデンウィークは、大坂夏の陣である

         

        と、常々思っているのです。

        今まで仕事の関係であまり行楽に縁が無かったというのもあって

        何より最愛の人・真田幸村さまの大舞台だというのが最大の理由で

        この時期はそのばかりを考えています。

         

        そして大坂夏の陣は、幸村さまの最期の戦い

        そう、5月7日は幸村さまの旧暦ご命日なのです。

        この時期は考えているだけでは屋もたてもたまらず、行動に出てしまいます。

        ご命日詣でと自分で呼んでいる、大坂行きです。

        2006年にはじめてから、もう12年目になるこのお詣り旅。

        昨年からは日帰りになってしまいましたが、もちろん今年も参ります。

         

        402年前のこの日この時、幸村さまは何を思っていたのか

        何を思って朝を迎えたのか

        毎年今日はそんな事を考えてしまいます。

         

        きっとまた、泣いてしまうな。


        AERA5/16号に

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          先週の話なのですが、雑誌「AERA」にインタビューを掲載して頂いておりました。

          表紙はこんなキャッチでしたが

          中身では『真田ブームを支えた人々』となっています。
          色々な方々のインタビューの中に、歴史プロデューサーとして
          写真まで載せて頂いております。
          ありがたや・・・。

          幸村さまへの想いと、頂いたご縁と、それをきっかけに経験した
          本当に信じられないような出来事の数々。出会った方々。
          言葉に出来ないくらい感謝している事。
          それらを全て書いて頂くことは出来ませんが、私の行き方を
          がらっと変えてしまった真田家との出会いと、人生の分岐の様子を
          紹介して頂きました。

          現在、出産を経て子育て中につき、ほぼ開店休業状態の今に
          このような記事に登場させてもらえたのはとても有難い事。
          私を紹介頂いた方にも感謝です。
          インタビュー頂いている時に、改めて私にとっても真田家、そして幸村さまの
          存在を再認識しました。
          幸村さまによってこの道にきて、幸村さまのお導きでたくさんのご縁を頂いています。
          これを無にせず、上田をはじめ真田ゆかりの地の盛り上げに尽力するのが
          私の生涯の目標。
          今は育児中でなかなか以前のように動けずに、少し落ち込んだりしたこともありますが
          真田家の皆々様にならって前向いて自分の想いに正直に進んで行きたいと、改めて思いました。

          ネットでも記事が掲載されていましたので、よろしければコチラも。

          5月7日は

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            先週土曜日は、5月7日。
            旧暦での、真田幸村さまのご命日でした。

            ご命日には終焉の地である大阪は安居天神さまへの
            お参りを欠かさないようにして、早10年。
            この日だけは仕事も入れないですし、家族にもわがままをきいてもらいます。
            今年はいつものように泊りがけは出来ませんでしたが、無事に行って参りました。
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            5月5日は慰霊祭の「幸村祭」も行われ、今年もたくさんの方が集まったのだそうです。
            祭のあとの午前中、神社内はさすがにひっきりなしに人が訪れていましたが
            いつものご命日どおり、静かな空気が流れていました。
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            でも、やはり幟などは多かったです。
            雨上がりの新緑に、赤が映えていました。
            401年前の真田隊も、こんなふうに鮮やかだったのでしょうか。
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            お社にお参りした後、こちらの碑へ。
            社務所にお断りしてお花を差し上げて、真田の郷のお水を
            少し供えさせて頂いて、手を合わせてきました。
            今年は何かとお忙しいであろう幸村さまが、ゆっくりと安らかで
            いられるようにと
            幸村さまに頂いてきたたくさんのご縁に御礼を。
            毎年同じなのですが、これが一番の願いと伝えたいこと。
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            絵馬に、願いを込めてきました。
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            今年もお参りできたことに、感謝致します。

            そしてもうひとつの大切な場所へ。
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            石庭で有名な、京都の龍安寺。
            ここには、拝観は出来ないものの幸村さまの墓所があります。
            直接お参りは出来ませんが、ここを遠くから拝ませて頂くのです。
            幸村さまのご正室・竹林院さまと娘姫さまが、家族と共に
            幸村さまをご供養している場所。
            きっとご家族にとって大事な場所なのだと思います。
            だから、邪魔しないように、静かにそっと遠くから手を合わせるのです。

            有名なお寺ですから、観光のお客様や修学旅行の学生さんが
            たくさんいらっしゃるのですが、喧騒を包み込んでしまう空気があります。
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            新緑が素晴らしい時期でもあるので、爽やかな緑のトンネルを
            木漏れ日を浴びながら散策するのも楽しみにしています。
            体の中が綺麗になれるような、とてもとても気持ちのいい場所です。

            今年も、とても大切な時間を過ごさせて頂きました。
            いつもならこの足で九度山と高野山に向かうのですが
            今年はどうしても行きたいタイミングがあったので、来月に。

            幸村さま、幸村さまに従った皆様、幸村さまと共に戦った皆様
            幸村さまと刃を交えた皆様
            どうぞどうぞ、心安らかに静かにお眠り下さい。

            真田幸村公戦没400年の日

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              2015年5月7日。
              今日のこの日は、幸村さまの400年目の御命日。
              私が毎年この日に安居天神さまに通い続けて、9回目の御命日。
              ついにこの日がやってきました。

              もちろん本日、大阪は天王寺の安居天神さまにお詣りしてまいりました。
              400年という節目にここにお参り出来るタイミングに
              生きていられる事、とても幸せに思っています。
              私はよくぞ、今に生きているものだ。

              しかしながら私は今までこの日を迎えたら
              自分がどうなってしまうのかと思っていました。
              2015年5月7日に自分も死んでしまうのではないかと。

              それほどに、幸村さまの存在は私にとって大きなもの。
              幸村さまの御為に、と言っておきながら、私はとてもとても
              かの人に寄りかかった10年あまりを過ごしていました。
              そしてその期間がすっかり私という人間を変えてしまっていました。
              だから、この節目がきたらガクッと何かを失って
              大げさだけれども死んでしまうんじゃないかと思っていたんです。

              でも昨年のこの御命日参りから帰ってきて来年の大河が決まった事を知り
              ああ2015年では死ねないなと思いました。
              でも今度は2016年が終わったら自分がどうなってしまうのだろうと思いはじめて。
              そうしたら今年になって、あと20年や30年は死ねない理由が
              私のお腹にやってきました。
              それで私は、まだまだ幸村さまに逢いに行く前に
              やらなければいけないことがあるんだなと思いました。

              節目という年をゴールだと思い込んでいたのは私の勝手で
              幸村さまはこのあとの100年も400年もそのあともずっと語り継がれていく方。
              その、新たなスタートが今日だっただけ。
              だから、安居天神さまはの幸村さまはいつもどおりに静かな佇まいでした。


              例年より少し大きめのお花を備え
              私が幸村さまに頂いてきたご縁の数々に感謝と御礼を伝え
              これからも真田の地を見守っていて下さいとお願いして
              そして永えの安らかな眠りをお祈りしてきました。

               

              一生に一度の節目のお参りは、こうして済みました。

              …そうだなぁ、いつか。
              今私のお腹にいるこの人が450年の節目や
              この人の子供が500年の節目に、またここに来てくれればいいな。
              そうやって、歴史という名のバトンを繋げていけたらいいな。

              きっと、100年先にも400年先にも、私のような人間がいることでしょう。


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              六龍堂

              歴史プロデューサー六龍堂
              早川知佐のブログです。

              歴史に関する事柄
              万、軍師承ります
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