牛に引かれて

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    昨日、長野に行っておりました。
    上田ではなく、長野です。
    長野駅まで行ける機会があり、3時間ほど自由時間が
    取れるというので行ってみました。
     
    今、長野駅に行くのならば、やはりここ。
    DSC_4729.JPG
    4月から7年に一度の御開帳が始まる、善光寺さまです。
    実に、前回の御開帳の時に伺って以来です。
    懐かしい。
    今年は3月に北陸新幹線が長野と繋がることもあって、今年の
    御開帳はものすごい混雑になるのでは・・・というのと
    御開帳の時期はどうにも忙しそうだということで
    今のうちに行ってきた次第です。

    平日だというのに、なかなかの賑わい。
    そしてやはり、海外の方の姿が目立ちます。
     
    善光寺さまといえば、長野県神城断層地震で灯篭が倒れるなどの
    被害があったのも記憶にあたらしいところ。
    信州は昨年、本当に多くの天災に見舞われました。
    今年はそんなこともないように・・・信州の地をお守り頂き
    そして昨年被害にあった皆様が一刻も早く心安らかになられるよう
    お祈りをさせて頂いて参りました。
    善光寺さまと、上田の別所温泉にある北向観音さまは
    対になっていて、両方にお参りして「両参り」となります。
    善光寺さまはあの世、北向観音さまはこの世の幸せをお願いする場所。
    だから、本当は北向観音さまが先なんですけれども・・・
    次回、別所にも行かなくては!


    さて、以前に行けなかった場所に行けるかな・・・と
    足を向けてみました。
    まだ灯篭が倒れていたり、入れない場所もちらほら。
    改めて、大きな地震だったんだなぁと感じました。
    雪で足元はぬかるんでいましたが、そこは大丈夫でした。
    DSC_4736.JPG
    真田家関係古塔
    DSC_4735.JPG
    江戸時代に、善光寺さまの外護職を務めた、松代真田家の
    重臣の皆様の供養塔です。
    松代真田家は善光寺さまの木材を調達する役目を担っており
    今でも御開帳の際の回向柱は松代が用意する習わし。
    縁が深いのです。
    実を言うと前回の御開帳の時も、その真田家と縁の深い回向柱を
    ひと撫でしたい!とお参りしたものでした。
    本来のご利益とはかけ離れていますが・・・。
     
    久し振りの善光寺さまの参道をちょこちょこと巡り、行きのバスの
    アナウンスで気になった場所を探しに、横道に逸れました。
    なんでも、『雲切目薬』というものがあるらしい。
    昔ながらの薬が好きな私(主に漢方薬ばかり飲む)としては、是非欲しい!
    創業1543年の笠原十兵衛薬局、という実にワクワクする
    名前の小さな薬局に入ると、とても親切な奥様が色々ご説明下さいました。
    001_kumokiribuy.jpg
    自分で使おうと思って買ってきたんですが、義母がどうも最近
    白内障の症状が進行してきているというので、あげてしまいました。
    なので、私が使用感をご説明できないのですが・・・
    どんな使用感かを聞いて、また買いに行ってみようと思っています。

     
    善光寺さんまで行ったら、どうして足を伸ばしたかったので・・・
    こちらにも!
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    川中島古戦場!!
    あまりに有名すぎる戦国の合戦ですが、この銅像のモチーフになった
    第四次の川中島合戦は、真田昌幸さまの初陣でもあります。
    あんまりゆっくりは出来なかったのですが、ピンとした空気の場所です。
    それにしても、寒かった〜><
    DSC_4740.JPG
     
    松代、川中島、善光寺。
    こちらも実に真田家と縁の深い場所。
    今の内に行けて、良かった!

    蜻蛉切と相対する

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      先日、友人が兵庫から遊びに来てくれました。
      彼女の目的地が、私が行きたいと思っていた場所と同じだったので
      一緒に行ってきたのです。
      それは、戦国時代が好きであれば必ず見たいであろう
      これが展示されている三島の佐野美術館

      戦国武将・本多忠勝さんの愛槍として有名な、あの『蜻蛉切』!!
      現存していて、しかも静岡にあるなんて、そして公開されるなんて!
      この公開を知ったときは、それこそ奇跡に遭遇したような気持ちで
      何が何でも見に行こうと思いました。
       
      しかし、何も展示されるのは蜻蛉切だけではありません。

      この槍を所持している方は、相当の収集家。
      静岡は沼津の方ということで、コレクションも静岡に
      ちなんだ品が多かったような気がしました。
      個人的には、月岡芳年さんの描いた
      『三保の松原で富士を観る武田信玄』
      の絵がとっても素敵でした!
      昨日のエントリーでも書きましたが、私の住むここ静岡清水は
      信玄公ゆかりの土地でもあります。
      それが絵に描かれているのは、妙に嬉しいのです。
       
      そして刀剣のコレクションは相当なものでした。
      長篠の合戦ゆかりの、信長さんの刀やら伊達家の刀やら
      国宝の太刀「一」などなど・・・
      元々刀剣を見るのが好きで、10年近く前には「刀剣鑑定」の
      勉強をかじっていた私。
      眼福でした・・・。
       
      そして特に、今回の目玉であり最大の目的の蜻蛉切は・・・
      展示されている部屋に入った途端、その存在感が私たちの目を奪い
      圧倒的なオーラに魅入られてしまいました。
      刀を見る時にたまーにある、いわば「妖刀」と呼ばれる類の
      妖しい魅入られ方ではありませんでした。
      これは友人が言っていたのですが
      「武の神様と対峙したような感じ」なのです。
      多くの血を吸ったであろう、実践の槍なのに・・・神々しいのです。
      実際当時使用して出来たであろう傷も見受けられました。
      もちろんそれらが綺麗に修復されて美しく研がれていたからでも
      あるのだとは思うのですが、それでもこの槍は凛としていて
      禍々しさなど一切寄せ付けないような気品に満ち溢れていました。
      ひとえにこれは本多忠勝さんの纏っていたオーラを写しているのでは
      と思ってしまいました。
      信念と強さと雄々しさと清々しさと、そして心の美しさとを
      持ち合わせた、そんな武将だったのではないか、と。
      だから、この槍は400年経ってもこんなに綺麗なのではないかと。
       
      とても、感動しました。
       
      そして、何より大きい!
      私はこんな大きな穂先は初めて見ました。
      これはかなりの重さでしょうし、戦場でもさぞや迫力と存在感が
      あったのではないでしょうか。
      それを振り回す、忠勝さんはさぞかし敵からは恐ろしい存在に
      見えたのでしょうし、実際強かったんでしょうね。
      本多忠勝さんといえば真田家とも縁の深いお方。
      真田信幸さまの正室・小松姫さまは忠勝さんの娘さん。
      関ヶ原で西軍につき、命危うくなった昌幸さま・幸村さまの
      助命嘆願をする信幸さまを助けて下さったともいいます。
      そこで、この槍を見に行くにあたり思い出して本棚から
      引っ張り出してきた本が。
      以前にもこのブログでご紹介したことがあったのですが
      小松姫さまが主人公の小説「化粧槍 とんぼ切り」。
      とっても刀剣に対してマニアックな作者さんが書かれたので
      刀剣描写はついていくのがやっとですが、人間模様がまた面白い!
      小松姫さまはとっても可愛いし(ツンデレ)、信幸さまは男らしくて
      とってもカッコイイし、昌幸さまは頭脳明晰で潔い謀略家で
      忠勝さんは清々しい武将だけど娘に弱い親バカで、幸村さまは
      刀剣を愛するクセのあるダークな描写なのです。
      もう、これが尽く私のツボにハマった、オススメの一冊。
      本物の蜻蛉切も見れたことですし、また読んでみようかな。
       
      蜻蛉切が見られるのは、今月15日まで。
      見に来れる方は是非、オススメいたします。

      清水湊の今昔は

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        先日、講演を聞いてまいりました。
        現在住している静岡は清水の歴史講演があると知り
        それも小和田先生の講演と聞いて、楽しみに出かけました。

        戦国時代の清水港、と題された講演。
        静岡といえば、今年400年祭に湧いていることもあり
        徳川家康さんのイメージが強いかもしれないのですが
        今川家・武田家の足跡も濃い土地なのです。

        今月20日からは今川家の展示も行われるのです。
        実は、真田家・武田家を別格として、今川家は好きな武将のひとつ。
        特に、義元さんのお母さんでいらっしゃる寿桂尼さんが
        戦国時代の女性の中でも格別に好きです。
        さて。
        今まであまり海の武将について知らなかっただけに、面白いお話ばかり!
        今川家にももちろん「海賊」と呼ばれる水軍がいたし
        東海道のように、海にも「伊勢路」と呼ばれる海路があったし
        関所のように港にも関税があったし
        今の静岡ではあまりイメージが無いのですが、港を守る
        海の城がとてもたくさんあったりと。
        特に「東海一の弓取り」と言われた今川義元さんの
        強さの後ろには、港を持っていたからこその財力も大いに
        影響していたよう。
        清水港と繋がっている江尻宿は、当時の経済流通のメッカだったと
        いうこと。
        そうそう、戦国時代にはすでに「清水湊」と呼ばれていたのだそうです。
        他ならぬ、義元さんがそう呼んでいたのだとか。
        古い地名なのですね。
        武田信玄公の父・信虎さんによって真田家は小県を追われて
        その後信玄公に仕え小県に復帰するわけなのですが
        そもそも武田家が信濃に侵攻してきた理由も、海が欲しかったから。
        ならば南下したほうが手っ取り早いとは思うのですが
        やはり今川家の強さがそれを許さなかった、とは先生の言。
        しかし北にも上杉家がおり、川中島を突破できなかった武田家は
        桶狭間の後に弱まってしまった今川家の駿河を攻め、念願の海を
        手に入れます。
        何せ上杉方の資料によれば、港の関税だけで年間50億円ほどの
        収入があったとのこと。
        更に、この頃になると甲斐の金山の出が悪くなってきており
        駿河の金山も目的の一つだったのではないか、と。
        このお話の時、とある資料が・・・

        武田家が特定の組織への江尻と清水の港の関税を免除するという
        書状なのですが・・・
        差出人が!なんと!昌幸さまなのです・・・!!
        長篠の戦いの後、武藤家から真田家へ戻った際のお名前。
        どうもこの頃、奉行として駿河の仕置まで手配していたらしいのです。
        これには、興奮しました・・・!
        この後、徳川時代のご説明があったのですが、このおかげで
        実を言うとあんまり覚えていません・・・。
        ただ、清水の港と駿府城は水路で繋がれており、街中にも
        川や水路が張り巡らされていた、水の街だったのだそうです。
        江戸の町もそんな風だったと聞いています。
        もしかしたら、江戸ととっても似た景色だったのかもしれませんね。
        改めて、また色々と知ることが出来、そしてまた知りたいことが
        生まれてきました。
        真田家も絡んでいた清水の歴史。
        もっと掘り下げてみたいです。

        幸村さまと重長さん

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          ブログをお休みしている時は、どこかに行っている時。
          ということで、今回は宮城県へ行って参りました!
          今回は白石にて講演のご依頼を頂いていたので、前日に
          少し足を延ばして、こちらへ!
          DSC_4855.JPG
          初の青葉城です!
          小学生の頃に『独眼竜政宗』を夢中で観ていた私にとって
          「ついに来た!」と感動もひとしお。
          特に本丸跡からの眺めの素晴らしさは、政宗さんの
          スケールの大きさを改めて感じさせてくれるものでした。
          やはり、歴史は現地に行かないとわからない!

          仙台から白石に向かう道すがら、仙台の対徳川防衛戦想定ラインを
          辿って頂き、仙台という町がどれだけ警戒心と野望を秘めていたのか
          ということも感じられました。

          その夜は、以前にもお世話になった蔵王町は遠刈田温泉に宿泊。
          『仙台真田の郷を磨く会』の皆様とご一緒させて頂きました。
          楽しかった〜!
          翌日、白石巡り。
          基本的に真田氏関連しかマトモに回ったことがなかったので・・・
          失礼をお詫びに、片倉小十郎さんの元へ。
          DSC_4863.JPG
          菩提寺で、白石のまちを見守る小十郎景綱さん。
          お寺の墓地には、こちらが。
          DSC_4864.JPG
          景綱さんを埋葬した場所に植えたと言われる、一本杉。
          今年は景綱さんも没後400年。
          まさに樹齢400年を迎える杉が、堂々と根を張っていました。
          伊達家の荒波を乗り越える舵を撮り続けた名家老に
          敬意を払って、合掌してまいりました。

          さて、白石といえば名物の温麺。
          DSC_4865.JPG
          生姜たっぷりの味噌味のけんちん汁仕立て。
          寒い日には、最高の美味しさでした。
          (そして二日酔い気味の身にも・・・)

          この日の公演会場は、小原温泉。
          今まで町中しか巡ったことのなかった私。
          会場に行く前に少し足を延ばし、白石の名所へ。
          DSC_4866.JPG
          天然記念物の「材木岩」。
          まるで巨大な材木が無数に立てかけてあるような、壮大な景色。
          「切り立った崖好き」な私にはたまらない光景でした!
          こんなところもあるなんて、白石は面白い・・・!
          夏にまた来たい場所です。
          さて、今回の本題です。
          DSC_4868.JPG
          白石商工会議所さまの新年の会合にて、講演
          「片倉小十郎と真田幸村を活かしたまちづくり」
          を語らせて頂きました。
          この小十郎さんは、景綱さんの嫡男・重長さん。

          道明寺で対峙した幸村さまと重長さん。
          戦の後、その重長さんに託されたのが幸村さまの娘姫・阿梅さん。
          片倉家に匿われた阿梅さんは、その後に重長さんの妻となります。
          白石は、そんな二人の物語が息づくまち。
          このストーリーをまちづくりに活かすきっかけになればと
          お話をさせて頂きました。
          来年の大河ドラマ「真田丸」。
          私は、ラストはこの白石で終わって欲しいなと思っています。
          大坂で幸村さまが亡くなって終わりなのではなく
          阿梅さんをはじめとした子供達が生きて、父の血と思いを
          受け継いでいった、未来に続く希望を持ったエンディングに
          して欲しいと。
          実際に、こうして白石で阿梅さんは今でも大切にされ
          父の名を今に繋いでいるのですから。

          仙台真田家のお膝元で・史跡編

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            ご無沙汰しておりました!
            さて。蔵王仙台真田氏巡りの続き・史跡巡り編です。
             
            まずは仙台真田氏の領地であった、矢附へ。
            ここで真田幸清さんの筆子塚と、真田豊治さんの墓碑にお参り。
            ここにはそれぞれ「左衛門佐幸村十世」と「左衛門佐幸村十一世」の
            文字が刻まれています。
            明治になって、晴れて名乗れるようになった先祖・幸村さまの名。
            なんとなく、晴れ晴れとしたものを感じます。
             
            白石市にて、片倉小十郎さんに嫁いだ幸村さまの娘姫
            阿梅さんの菩提寺・当信寺さんへ。
            DSC_4561.JPG
            ここには、阿梅さん墓所があります。
            阿梅さんのお墓は如意観音さまなのですが、このポーズが
            歯の痛みをこらえてるように見えることから、歯痛に効くと
            像が削り取られて薬にされた為、こんな形なのだそうです。
            何か・・・幸村さまの采配も飲むと戦が強くなるとか病気が治るとか
            言われていたのに似ていますね。
            伝説の武将の影響は、こんなところまで・・・!
            DSC_4560.JPG
            お隣には、弟の真田守信(大八)さんのお墓
            片倉性を名乗っていたので、墓碑も「片倉守信」です。
            しかし何といっても、墓石の『一文銭』が印象的。
            せめてもの、真田の意地なのでしょうか。
             
            続いて、田村家の墓所にある、幸村さまの娘姫・阿菖蒲さんの墓所
            そのお隣には、阿菖蒲さんが作られた幸村さまの墓所が。
            DSC_4562.JPG
            なんとここには、阿菖蒲さんが持っていた幸村さまの御遺髪が
            収められているのだとか・・・!
            なんというか、やっと幸村さまの本当のお墓にお参り出来た気がして
            感無量になりました。
            他に言葉もありません。
             
            白石では、片倉小十郎さんのお墓にもお参りしました。
            DSC_4563.JPG
            さすが伊達家の家老職。
            歴代の墓所の立派さには、圧巻です!
            そして墓石が阿弥陀如来様というのも・・・なんだか不思議。
            阿梅さんの墓所も観音様なのと、関係があるのでしょうか。

            もちろん、白石城にも行きましたよ!
            DSC_4566.JPG
            うーめんも久々に頂きました^^
            DSC_4564.JPG

            ここから一気に移動して、石巻へ。
            幕末のご当主。真田喜平太幸歓さんの墓所を目指します。
            この場所は、東日本大震災の被害が大きかったところ。
            街中は綺麗に片付けられていたものの、建物が少ないその景色は
            何というか・・・初めて訪れる私でも違和感を感じました。
            片付けがやっと済んで、やっと0になれた状態だと聞かされ
            何も知らずに三年を過ごしてきた事を恥じました。
            喜平太さんの墓碑も津波の影響で土台から折れてしまい
            やっと表向きに寝かし直したばかりのところでした。
            早く、無事に見つかった奥様の墓碑と、未だ見つかっていない
            息子さんの墓碑と共に並ぶ日が来ますように。
             
            最後に、仙台の現在の真田家の墓所へ。
            こうしてくると、改めて幸村さまと現在のご当主である真田徹さんの
            繋がりを感じました。
            継がれてきた血と思いに、改めて畏敬の念を込めて手を合わせ
            私の蔵王の旅は終わりました。
             
            来られて、良かった。
            まだまだ見られていない場所もあるので、また行きたい・・・
            と思っていたら、なんと来年早々にまた機会を頂けました!
            DSC_4551.JPG
            皆様に再びお会い出来るのが楽しみです!

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            六龍堂

            歴史プロデューサー六龍堂
            早川知佐のブログです。

            歴史に関する事柄
            万、軍師承ります
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