真田本、続々と!

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    すっかり秋の空模様ですね。

    私は先週、出産前最後となる遠出に行って参りました。
    行き先は、もちろん上田。
    別所温泉でゆっくりさせて頂いてきました。
    ずっと行きたかった、野倉の夫婦道祖神。

    無事に出産して、また早くに上田に赴くのが楽しみです。

    おかげさまで、順調です。




    さて。

    撮影が進んでいるという噂の大河ドラマの影響か、真田氏関連の書籍を続々と目にするようになりました。
    まずは、発売中の『歴史街道』。

    なんと、特集は「真田幸隆と昌幸」!!
    今回の大河ドラマでは幸隆さまのキャストは発表されていませんが、真田氏の物語はなんといっても幸隆さまがはじまり。
    いわば、真田の基礎。
    私は、木の根のような方だと思っています。

    そして、昌幸さま。
    大河ドラマ主人公である幸村さまの物語は、昌幸さまの物語。
    そして、真田のストーリーは昌幸さまのストーリー。
    木の幹のような方だなと、思います。

    そんなお二人を知ることによって、来年の大河ドラマがより楽しめるはず!


    そして、こちらも。
    来年の大河ドラマの時代考証を担当される内のお一人である平山優先生の最新のご著書も、もちろん真田。

    『大いなる謎 真田一族』
    真田氏は本当に謎が多いのです。
    この本ではそれを追究されていて、かなり興味深いです。
    謎が多い為に新しい説がなかなか出ない真田氏についての、新たな話が100個。
    これは是非とも産休中に勉強させて頂きます!

    これからも続々と出版されるであろう、真田本。
    大河になると新たに発見される事も多いといいますし…
    一人の真田ファンとして、楽しみです!

    図説 日本刀大全

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      どうやら、巷では刀剣ブームらしい。
      気が付いたら刀が好きだった私としましては、この期に
      色々な刀の展示が各地で行われているのが嬉しくてたまりません!
      先だっても、友人と蜻蛉切を見に行って来たのですが
      その際のブログを見て下さり、相当に刀剣が好きだと
      見破って下さった出版社様より、こちらの御本を頂きました!
      DSC_4749.JPG
      歴史群像シリーズ『図説 日本刀大全 決定版』
      日本刀の入門編としても、好きな方向けにも素晴らしい情報量の本です。
      存在は知っていたのですが、所持していなかったので
      この度届くなり舐めるように読んでしまいました(笑)。
       
      そもそも刀剣のことは、実際の刀と収集家の方のお話と
      教科書のような資料で学んでいたので、こんなに美しいビジュアルで
      知ることが出来るのは、私にとっては新鮮!
      いやー、素晴らしい!
      何が素晴らしいって・・・
      DSC_4750.JPG
      まず、基本情報。
      刀の構造と名称の紹介。
      刀の情報が、順序を追って頭に入っていくのです。
      私も刀剣鑑定の勉強をしていた頃、ここから始めましたっけ。
      DSC_4751.JPG
      続いて、刀の実物大。
      かなり臨場感のある写真です!
      物にはよりますが、実際の刀が案外大きいということがわかります。
      そして重いんですよね、刀は。

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      続いて、刀の歴史。
      大陸から伝わってきた鉄の剣が、日本で独自の刀になっていく過程が
      非常にわかりやすく書かれています。
      太刀から刀、槍や薙刀に至るまでの刀剣の進化も面白いです。
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      刀が出来るまでの過程。
      刀は刀身を作って終りではなく、実に様々な職人の手によって
      ひと振りの刀に出来上がっていくということを知った時の
      衝撃を思い出しました。
      こうやって過程を見ていくと、オーダーして出来上がるまでの
      ワクワク感、なんとなくわかりますよね!
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      拵えの中で、私が最も好きなのは「鍔」。
      というか、元々鍔が好きで刀剣に興味を持ったのです。
      何で鍔が好きだったかというと、時代劇でよく目にした
      『鍔を眼帯にする』のがカッコイイ!と思ったからでした。
      小学生の時に・・・。
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      こちらは、絵を描く方には便利なのではないでしょうか。
      衣装別の太刀の佩き方と刀の差し方が解説されています。
      DSC_4756.JPG
      しかも「どうしてこうしたか」が書かれているので分かり易い。

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      私が密かに憧れている、刀の掛け方も紹介されています。
      刀掛け、欲しいなぁ・・・。出来たら鹿角の・・・。
      ちなみに私が所持している模造刀は、こんな感じです。
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      白鞘、緑拵え、黒拵え、そして番傘の仕込み刀。
      久し振りに出してみましたが・・・脇差欲しいなぁ。。。
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      そして、名工・流派分布図。
      これも時代の移りで紹介されています。
      私は新刀の勉強はしていなかったので古刀の事しか分からないのですが
      備前、山城、美濃、この三つの土地の刀ばかりを学んでいた気がします。
      それも、この分布図を見るとつくづく納得。


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      有名な刀にまつわるエピソードも、様々な時代別に紹介されています。
      やっぱり気になる戦国時代。
      個人的には鉄砲伝来以前の刀剣が好きですが、こういったエピソードは
      もっと好きです!
      やはり、作り手以外の人が絡むと、より刀剣は面白いですね。

      なんと、昔の試し斬りの資料まで・・・
      DSC_4760.JPG
      なかなかに生々しい資料の数々・・・。
      これにはビックリ!
      そして、やはりこれは武器なんだと思い知らされます。

      うって変わって・・・
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      刀の鑑賞の仕方。
      懐かしいー!!そう、私はこれをやっていたのです!
      目貫を抜いた時の感触は忘れられません。
      今でもまだ触ることが出来るだろうか・・・
      これを読んで、思い出します!

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      ついには、刀剣の買い方まで!
      こんな事まで教えてくれる本は始めてです(笑)。
      いやー、面白い。
      セリフがとっても面白いので、必見ですw

      最後には、刀の一般的なお値段の相場までw
      DSC_4763.JPG
      本当に幅広い知識が得られる、良本です。
      ここ最近のブームでとっても売れており、在庫が無くなってしまって
      いたそうなのですが、この度重版があがったとのこと。
      今なら手に入りますよ!
      面白いですよ!

      内側から見る歴史

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        私は時代劇で育った人間なので、好きな俳優さんと聞かれれば
        間違いなく時代劇俳優さんしか出てきません。
        その中でも5本の指に入る好きな俳優さんであるのが、この方。
        高橋英樹さん。
        もう「ミスター時代劇」とお呼びしてもいいのではないだろうか。

        その高橋英樹さんの著書が出たとお伺いしたので
        早速読ませて頂いています!

        高橋英樹のおもしろ日本史

        高橋英樹さんが、これまで演じてこられた歴史上の人物についてや
        お城や殺陣についてなどを語られているエッセー集。
        ご自身が無類の歴史好きということに加えて、やはりその人物に
        なりきって演じている方のお話というのは、一味違います。

        私は以前から、歴史上の人物を演じるという事柄に
        妙に関心があるのです。
        他人を演じるということ自体が全ての感性と想像力を
        使い切らないと出来るものではないと思うのに、実際に過去に
        生きていた人物を演じるというのは、生半可なパワーではやりきれないと
        想像出来るからです。
        そして、その人物を「外側」からでなく「内側」から見られる。
        その時代を、その人物と関係のあった人物を、その目で見られる。
        それは、到底私には見られない景色。
        ものすごく興味があります。

        これは、それを垣間見させてもらえる感覚で読ませて頂けます。
        そして、説明がお上手なんだなぁ・・・と感服。
        中にはなかなかマニアックな人物を演じておられるのですが
        その説明もわかりやすいのです。
        それが、奇をてらったわかり易さではなく、自然。
        これは、その人物を内側からみたからこその自然さなんでしょうね。
        この自然さで歴史を語れるというのは、私の目標。
        なので、色々な意味で興味深い一冊です。
        この刊行を記念してサイン会もあるのだとか!
        いいなぁ・・・一度お会いして、歴史の話をしてみたいなぁ。。。

        高野山1200年の史実

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          かれこれ、初めて高野山に行ったのは10年近く前のこと。
          もちろんその時も、お目当ては蓮華定院でしたけれども。

          それから数度、高野山に登っているのですが、行けば行くほどに
          単に幸村さまや昌幸さまがいらした場所、というだけでなく
          高野山そのものに興味が増してきておりました。
          今年に九度山から歩いて登り、空海さんと同じ道のりと
          空気を感じてからとというもの、特に。

          そんな折、こんな雑誌が出るということを耳にし、早速購入。

          時空旅人vol.20 「高野山1200年の史実」

          来年で開山1200年を迎える高野山関連の雑誌は数多くありますが
          目次の『九度山の真田伝説』にググッと惹かれました(笑)。

          そして、全体的に暗いトーンの写真が素敵です。
          高野山の、あの空気が蘇ってくるようなのです。

          歴史、特に戦国武将関連の記事が充実しているので、歴史好き
          戦国好きの皆様には興味深いのではないでしょうか。

          奥の院には何度も行っておりますが、『こんな人のお墓も?』
          とびっくりするような場所。
          本当に、日本の1200年の歴史が凝縮されているような場所です。

          来年ももちろん行く予定なのですが
          また、近いうちに行きたくなってきました。

          蔦屋

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            江戸時代で、私が最も興味のある人物。
            それが蔦屋重三郎さんです。

            吉原生まれの吉原育ち。
            喜多川歌麿さんや東洲斎写楽さんを見出したことでも有名な
            出版業・本屋を営み、自分の出身地である吉原のガイドブック
            「吉原細見」や、狂歌集や戯作を売り出し大ブームを巻き起こした
            江戸時代きっての敏腕プロデューサー。
            通称、蔦重。

            その蔦重さんの小説が明日25日に発売されます。
            一足早く読ませて頂きましたので、ご紹介。
            『蔦屋』谷津矢車著

            あの「TSUTAYA」も、この蔦屋重三郎さんからとった名前です。
            この偉大なメディアプロデューサーである重三郎さんにあやかり
            「現代の蔦屋になる」という意味が込められているんだそうです。

            そんな重三郎さんは、私の憧れでもあります。
            4年前に見に行った、蔦屋重三郎展ですっかりその凄さに魅入られたのです。
            http://www.suntory.co.jp/news/2010/10814.html
            しかしあまりにも彼の功績が凄すぎて、私には蔦重なる人物の
            人間としての姿を思い浮かべることが出来ませんでした。
            山東京伝さんの戯作に描かれた「まじめなる口上」の蔦重さんの
            絵を見ても、この人の実態が掴めなかったのです。

            だからこそ、この本は私にとって興味深いものだったのです。
            著者は、以前こちらでもご紹介させて頂きました
            洛中洛外画狂伝』を書かれました若き歴史作家・谷津矢車先生。
            若干27歳。
            以前の作品も面白かったので、期待大。

             
            蔦重さんが華やかな江戸のメディアを席巻する中、世の政の中心は
            老中・田沼意次さんから松平定信さんに移ります。
            質実剛健・質素倹約。
            徳川吉宗さんの孫である定信さんのこの精神は、自由闊達に
            数寄を楽しんでいた本の世界にも迫ります。
            書籍の取締によって、蔦重さんは色々なものを失っていきます。
            私は蔦重さんを通して、いや、この物語のキーパーソンである
            恋川春町さんを通して、谷津先生自身が今の世の中に言いたいことを
            言っているような錯覚に陥りました。
            「洛中洛外〜」にも通じる、自分の作り出すもので何かを破ろうとしている
            作り手の姿を感じるのです。
            それは、どうぞ実際に読んでみて感じて下さいませ。

            この政治的な締め付けにより、江戸っ子はまた新たな
            芸術を作り出していきます。
            そのひとつが、蔦重さんのプロデュースする“とあるもの”。
            着物の江戸小紋や裏地文化も、この流れで出来たものですね。
            窮屈な“法”に負けずに自分たちの数寄を見せつけた江戸っ子が
            私はとても好きなのです。
            私たちと同じ庶民の、底力を感じさせてくれるのです。
            その「意地」が、ここでも余すことなく描かれています。
            「つまんねぇな、面白いことしようじゃないかい」って。

            しかし、今回この物語では『敵』が姿を現さないところが
            ゾッとするというか、妙に共感できるというか。。。


            以前の作品でも、私にとって実態のつかめなかった狩野永徳さんという
            絵師を人間として感じさせてくれた谷津先生の筆は、今回も
            私の憧れの江戸のプロデューサーを人間として私に出会わせてくれました。

            後半、蔦重さんが語る、蔦重さんにとって大切なもの。
            それは私が歴史プロデューサーとして
            一番大切にしているものでもあったのです。
            少し、彼に近づけた気がしました。


            また、この装丁がとっても素敵なのです!
            エンボス加工で、絵には描かれていない花びらが舞っているのが
            手に取り触るとわかるようになっています。

            粋ですね、学研さん^^


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            六龍堂

            歴史プロデューサー六龍堂
            早川知佐のブログです。

            歴史に関する事柄
            万、軍師承ります
            mail@rokuryudo.jp

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