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    徒歩15分、古の人

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      昨日のエントリーでご紹介しました、草薙神社。
      その近くに、いつも気になっている看板がありました。
      誰かのお墓だというところまでは車から見えたのですが、細かいことが分からない。
      なので、今回はゆっくり見てこようと、足を向けたのです。

      森元温さんのお墓でした。

      そうは言っても、私はこの方の事を全く知りません。
      なので、立て札を読んで調べてみると・・・
      なるほど、幕末の勤王志士の方なのですね。

      ・・・ん?勤王?この駿府で?

      と思って、調べてみると・・・
      この森さん、昨日書いた草薙神社の宮司さんだったそう。
      更に、森さんの属していた「駿州 赤心隊」の隊長は
      富士宮浅間神社の宮司、富士亦八郎さん。
      おおっ、浅間神社の富士氏といえば、今川義元さんの家臣でもありました!
      なるほど。神道に属する方ならば、勤王というのも頷けます。

      駿州 赤心隊については、碑の立っている富士宮市のHPに
      詳しい事がありましたので、そちらをご覧下さいませ。
      ふじのくに文化遺産データベース
      さらに、富士宮市の写真館さんのHPが大変お詳しかったので、
      こちらもリンクを貼らせて頂きます。
      佐野写真館
      なるほど、やはり駿府という土地柄、御苦労をされたのですね。

      この看板、畑の前にありまして、その畑の間に細道がありました。
      その先に森さんの御一族のお墓があったのですが…
      静かな御家族の眠る場所に思えたので、遠くから手を合わせるだけに
      させて頂きました。お邪魔をしてはいけませんからね。

      しかし、まさか自宅からこんな近くに、幕末志士のお墓があったとは…。
      これだから、道というものは歩いてみるに限る。
      きっと、こんな方が日本全国、様々な土地にいらっしゃるのでしょう。
      歴史の表舞台には出てこないけれども、確実に、歴史を作った方々が。
      きっと、あなたの地元にも、いらっしゃるのだと思います。
      そんな人を探せるのは、他ならぬ、その場所に生きている
      あなたにしか出来ない事なのだと思います。


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        コメント
        調べてみますと、森元温に従いて駿州赤心隊として活躍した人物なども存在したようですね。祠官などがそのようです。駿州赤心隊と同様の例として「遠州報国隊」がありましたが、やはり富士氏のように社家が中心として活動していました。また総じて、その後駿府に来た旧幕臣に襲われていたのは特徴ですね。富士重本(富士亦八郎)も浅間神社のある大宮に戻ることができず、東京で過ごしました。
        • 2012/08/28 9:01 AM
        暁さま
        なるほど〜、ありがとうございます!
        是非、富士宮の碑も見に行ってみたいと思います。
        • 六龍堂
        • 2012/08/30 2:08 PM
        森元温は私の曾おじいさんです。小学生の頃彼の曾孫として、横浜まで行って親戚の人たちとお墓を静岡に移しました。 父はよく草薙に行っていましたが、他界し、次回墓参りしてみようと思います。 両親は先祖が同じで、森(志貴)元温と言い、静岡の浅間神社の神主を4世紀から大政奉還まで勤めた志貴家の出身です。
        もう志貴家90代だった従兄(森元温の兄と同姓同名)でがなくなってしまったので色々聞けませんが、もうひとりの従兄は森元温から名前をいただいて志貴元温と言います。世襲制だったので次男が草薙神社の養子になったのです。長男の志貴昌澄が浅間神社を継ぎ国学者として和歌の本も残しました。親族でない方が興味を持たれたこと嬉しく思いました。有難うございます。
        • Nomura Kazuko
        • 2015/09/23 3:02 PM
        Nomura Kazukoさま
        ご子孫の方にお目に留めて頂き、光栄です。
        ご縁があってこの地に住まわせて頂いております。
        その後の詳しいお話、大変興味深いです。
        ありがとうございます。
        • 六龍堂
        • 2015/09/23 10:32 PM
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