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    仙台真田氏 四百年の秘密手ぬぐい

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      一体いつの頃からか、手ぬぐいを持つ事が多くなって
      気がついたら、ものすごい数になっています。

      やっぱり歴史モチーフのものが圧倒的に多いので
      いつかココでもコレクションをご紹介しようと思っているのですが
      本日、そんな私の手ぬぐいコレクションにまた素敵なものが
      加わりましたので、そちらをご紹介いたします。

      こちらです!!

      宮城県は蔵王町の「津田屋」さん謹製の
      「仙台真田氏 四百年の秘密 手ぬぐい」です!

      蔵王町で現在行われている「仙台真田氏の名宝展」に合わせて
      作られた、仙台真田氏グッズの手ぬぐいなのです。
      真田グッズは世に数あれど、仙台真田グッズというのは
      またレアな感じがします。

      仙台真田氏とは、幸村さまの娘姫・阿梅姫が1615年の大坂落城の前に
      仙台藩主・伊達政宗さんの重臣である片倉小十郎さんに預けられ(後に結婚)
      それを頼って落ち延びてきた幸村さまの次男・大八さんを祖とする御家。
      幸村さまの直系のご子孫が、この仙台真田家。
      しかし、大坂の陣直後の幸村さまは徳川の世において、いわば「戦犯」の扱い。
      大阪方で、しかも家康さんの陣を脅かした武将の娘と後継を預かるというのは
      徳川方に味方する伊達家にとって、片倉家にとって、非常に危険なこと。
      下手をしたら、その罪で伊達家が取り潰される可能性もある事態です。
      しかし、元々信州の出であり、同じ守り神を崇め、真田家と遠縁関係にもある
      片倉家の庇護のもと、仙台真田家は激動の時代を生き抜き、今に至ります。
      その仙台真田家の所領だったのが、宮城県は蔵王町の矢附・曲竹地区。
      信州上田観光大使でいらっしゃる真田徹さんは、その13代目。
      幸村さまから数えて14代目に当たる方です。
      (上記のお話は、真田さんより伺ったものです)

      その仙台真田家を盛り上げよう!ということでイベントやグッズの作成が
      行われているのですが、この手ぬぐいもその一つ。
      特に気に入っているこちらを、早速部屋に飾りました。

      私の部屋の定番位置。鏡台のホコリよけ。
      ティッシュカバーにした六連銭手ぬぐいと真田眼鏡クリーナーとも
      見事なマッチングです。
      この手ぬぐい、町の教育委員会の方がご紹介しているのを見て
      そのデザインに私が一目惚れしてしまった為に、蔵王からお送り頂いたもの。

      これは、上から片倉小十郎さん、伊達政宗さん、真田幸村さまの
      兜の前立と脇立がデザインされています。(幸村さまの脇立ては伝承ですが)
      特に片倉さんと政宗さんの前立はとても特徴的で、見る人が見れば
      誰を指しているのかがわかります。
      そこにイメージ的に有名な幸村さまの鹿角の脇立が入ることによって
      この3名の関係を、多くを語ることなく示しています。
      しかもそれを示すのが、家紋ではなくて前立という、いわば「家」ではなくて
      「武将個人」を表すものであることによって、より1615年の物語が
      強調されると、私は感じました。
      ビシバシ感じました。故に、これは素晴らしいデザインだ!と思ったのです。

      もう一方のほうも、真田氏の家紋を一般的な「六連銭」ではなく「結び雁金」に
      しているところが、実に仙台真田っぽい!!と叫んでしまいました。
      成長した幸村さまの次男・大八さんは、守信と名乗るようになるのですが
      仙台真田家に残されている彼の肖像画に描かれている衣服についているのは
      六連銭ではなく、この結び雁金なのです。
      真田家の象徴とも言える六連銭は、徳川幕府の監視の厳しい間にはつけることが
      憚られていたのだそうです。

      いやー、ドラマだ。
      この手ぬぐいには、ドラマが込められている。

      戦国グッズは数あれども、ただ家紋がついていたり名前が書いてあるだけというのは
      飽和状態だし、私も欲しいとは思いません。
      でも、デザインする方がこういったドラマを知り、それを噛み砕いて
      己の解釈としてアウトプットしたデザインでと作られたものは、大好きです。
      私も何かを作る時に、そういう作り方をするからです。
      そのドラマとデザイナーさんの思いごと、手元に置いておきたくなります。
      実際、この手ぬぐいでこれだけ語ることが出来るのですから。
      ここに込められたものが、いかに大きいか。
      家紋だけの場合は、こうはいかないのです。

      そして今日、実際に手に取らせて頂いて感動したことが、もう一つ。
      この手ぬぐい・・・ちゃんと染めものなんです・・・!!!

      昨今、色々な手ぬぐいが出回っておりますが、プリントものの多いこと・・・。
      確かに安価で作るのも簡単なのだそうですが、やっぱり使い込んだ時の
      手触りや吸水力は、段違いに染めのほうがいいです。
      そもそも、日本の伝統である手ぬぐいを作るのであれば、やっぱり昔ながらの
      染めにこだわりたい、というのが私の持論。
      イイ物は、本物は長く幅広く使えるのです。
      この手ぬぐいは、そういった面でも最高だと思いました。
      どうも、長くお付き合いしてくれるものになりそうです。

      お聞きしたところによると、この手ぬぐいは各120本限定とのこと。
      気になる方は、蔵王町にお問い合わせしてみて下さい。
      真田FANが、幸村さまFANが、真に持っていたいと思わせる逸品です。


      こんにちは、六龍堂です・四

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        さて、よく聞かれる質問にお答えして参りました。
        最後はこちら。
        『どうやって信州上田観光大使になったの?』です。


        今から6年前。
        時代屋という書店を立ち上げて、退職した後に“六龍堂”として
        活動を始めていた私に、ある日知り合いの方々から紹介されたと
        NHKのとある番組の方から連絡がありました。
        それが「熱中夜話」という番組でした。
        何かに熱中している30人の一般視聴者が集い、ひとつのテーマに
        ついて熱く話すという番組の、「戦国武将」がテーマの回でした。
        特に主なテーマとなる3武将の中に幸村さまがいて、私は
        「真田グッズのコレクター」というポジションで出させて頂くことになりました。

        そのお話を進めていた時に、ふと思いついたことがあって
        担当のディレクターさんをとあるお店にご案内しました。
        そのお店のご主人は大の幸村さまFANで、お店の名は「真田丸」。
        ご主人もその熱意でもって、番組に出演することとなりました。
        ここまでが、起承転結の「起」。

        さて、いよいよ番組の収録日。
        幸村さまのパートでは、まずVTRで幸村さまの紹介をし、その後に
        真田丸のご主人が幸村さまへの思いを語ります。
        その後に私のグッズ紹介のコーナー。
        ・・・のはずだったのですが。

        あの時。
        何が起きたかと言われれば、『想いが爆発した』としか
        言い様がないのですが・・・
        幸村さま紹介のVTRを見た途端、泣けて泣けて・・・
        真田丸のご主人が話されている間も泣きに泣き
        ついには号泣という程まで泣き崩れてしまっておりました。。。
        TVがそれを見逃すはずもありません。
        バッチリと収録され、放映されてしまいました。
        その後のグッズ紹介のほうは、もはや影が薄くなっていました・・・。
        これが「承」。

        番組は無事放送され、私の泣き顔もばっちりと公共の電波に乗り
        身近な方々には冷やかされ、気恥ずかしい思いをしながら
        過ごしていたある日、一本の電話がかかってきました。
        真田丸のご主人からです。
        なんでも、例の番組を観た上田市の市長が真田丸に来てみたいからと
        東京出張の際に来店して頂くことになったとの事。
        そんなご縁が出来たのも、早川さんが番組のディレクターさんを
        紹介してくれたから。だから、市長さんが来る日に早川さんもいらっしゃいと。
        その時にはすでに上田自体のFANであった私は、とにかく市長さんにお会いして
        上田が大好きであることをお伝えしたい!もっともっと上田市に真田氏と
        幸村さまを盛り上げてもらいたい!それをお伝えしたい!と
        意気揚々とお店に向かい、市長さんにご挨拶させて頂きました。

        すると
        「ああ、あの時泣いていた人だね。」
        インパクトは抜群だったと、市の職員さんも言っていたと言われ、再び
        穴があれば入りたいくらいの恥ずかしさを感じながらもお話しを
        させて頂いている中で、私はいかに上田が好きで、いかに幸村さまと
        真田氏が好きで、好きで好きでいるかを物凄く語った気がします。
        半ばちょっと周囲が呆れるくらいの語りの中で、ふと市長さんが
        「え?じゃあ時代屋を作ったのは、あなたなの?」
        と聞いて下さいました。
        話の流れでそれにも触れていたのですが、歴史で上田を盛り上げようと
        していた市長さんは、時代屋のこともご存知でいて下さったのです。
        「あ、そうです」と私が答えると、「ふーん・・・」と少し市長さんは考えて

        「じゃあ、そんなに上田と真田が好きで、歴史を広める活動をしている人なら
         上田の観光大使になりますか?」

        と。
        これが「転」。


        その日はそのまま市長さんと別れたものの、それが現実の出来事とは思えず
        家に帰った私はそのままの勢いで、手紙を書きました。
        さっき散々語った、幸村さまへの想い。
        真田氏への想い。上田への想い。
        そして、まだまだ未熟な歴史プロデューサーではあるけれども
        私で良かったら、上田を盛り上げるお手伝いをさせて下さい、と。
        後日、お返事の代わりに届いたのは、観光大使の委任状でした。

        この話としては、これが「結」。

        でも、私は結だとは思っていません。
        過去に何をやったか、どんなことをしたか、それが観光大使という
        お役目を頂けている理由にはならないと思っています。
        観光大使というお役目を頂いている以上は、常に現在進行形で
        上田を盛り上げていないといけないし、それが出来る活動をしていないと
        とてもじゃないですが、ただの一般人である私がこんな大きなお役目を
        名乗らせて頂くわけにはいかないのです。
        このお役目が、上田のためではなく自分のためのものになってしまったら
        私は信州上田観光大使を名乗らせて頂く価値のない人間になります。

        名乗らせて頂く限り、あの番組に出させて頂いた際の気持ちを
        幸村さまと真田氏と上田市への思いを
        決して誰にも負けないという自信を持ち続けられるように
        常に精進を続けていける人間でいたいと思います。
        いや、思うんじゃなくて、そうなります。

        こう書いてみると、私の「今」が、数々のご縁で出来ていることがよくわかります。
        そのご縁を裏切らないような自分でいたいのです。

        ここに居ることに、感謝を忘れずに。
        ここに居られるために、精進を忘れず。


        今、そこにある歴史

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          先日、私が赤松小三郎生誕祭に参加させて頂いていた頃
          上田城址公園ではとても興味深いイベントが行われていたのです。

          上田城址には、実に沢山の石碑や胸像があるのですが
          皆さんはどのくらいご存知でしょうか。
          かく云う私も、全部はとてもじゃないですがわかりません。
          それを教えてくれるのがこの本。
          そして、その日はこの本を元にして、上田城址の石碑と胸像を
          巡り、解説を聞くウォーキングが行われていたのです!

          実に、こんなにある石碑と胸像。
          主に近現代のものが大半です。
          真田氏の歴史のように派手なものではないかもしれませんが
          どれも、当時の上田の方々が「素晴らしい」と感じた人たちの生き様を
          後世までその功績を残したいと強く思い、建てたもの。
          それは、全国的に知られる必要はないのかもしれないですが
          地元の人にとっては身近で誇り高い歴史なのだと、私は思います。
          だから、こうやってそれを知るイベントや本があるというのは、実に
          素晴らしい!!の一言。

          なんでもこの本は、市内の小中高校に配られているのだそうです。
          子供たちが、上田を訪れた旅行者に石碑の由来を聞かれて答える。
          そんな素晴らしい光景が、上田で見られる日も近いのかもしれませんね。


          真の国際人というものは、英語が話せるだけでなく
          世界のことに詳しいだけでなく
          自分の生まれ育った国や地域のことを誇りを持ってプレゼン出来る
          そんな人のことをいうのだそうですよ。

          本当に大切な歴史。
          本当に知るべき歴史。
          本当に地に足のついた歴史。
          それって、何なのでしょうね。


          赤松小三郎実録

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            別所線ウォークの翌日、赤松小三郎顕彰会による
            「赤松小三郎生誕祭」がある、と伺って参加してきました。

            毎年行われている生誕祭と時期がずれたのは
            今回は、顕彰会10周年を記念したこの本が出版されたから。

            『赤松小三郎実録』です!
            顕彰会の皆々様の調査、研究の結晶ともいえる本。
            この本の発行日は、4月4日。
            そう、赤松先生のお誕生日に合わせた発行日にしたのだそうです。

            この本は、赤松小三郎記念館でお買い求め頂けるとのことです。
            定価1300円。
            赤松先生の残した手紙や建白書、赤松先生宛の佐久間象山先生からの
            手紙などが原文・読み下し文、訳文とが掲載されているのが
            私のように原文を読めない人間にはとっても有難い一冊です。
            更には、桐野利秋さんの日記や、赤松先生の容躰書や斬奸状、
            上田城の石碑や墓石に刻まれた文なども全て掲載されています。
            そして、上田の赤松先生関連のウォーキングコースなども
            紹介されていて、ボリュームたっぷりの一冊です。

            そして、この本の発行を記念した、連続10回講座が記念館のある
            木屋平の平八郎茶屋で開催されます。

            第一回目は、6月2日。
            『NHK大河ドラマ「八重の桜」と赤松小三郎』がテーマ。
            これは、大河を楽しみに観ている方ならば楽しめる内容なのでは
            ないでしょうか・・・!
            どのテーマも興味深いものばかり。
            詳しいお問い合わせは、赤松小三郎顕彰会 0268-22-9065 まで。
            受講料は無料です。

            赤松小三郎さんの存在や功績が見直されてきた昨今の
            現状の背景には、この顕彰会の皆様の活動が強く強くあります。
            その会を引っ張る会長の伊東先生が、実録の中で書かれていた言葉。

            「あなたの無念を晴らす方法はこれでいいですか。」

            それを泉下の赤松先生に問われながら、活動されてきたのだそうです。
            この一言に、伊東先生の、赤松先生への思いが凝縮されていると感じました。

            赤松先生を世に出し、より多くの方々にその実績を知ってもらう。
            これが、赤松先生の無念を晴らすことの出来る方法だと
            以前に伊東先生に伺ったことがあります。
            同感です。
            そして、上田にも幕末に活躍した偉大な方々がもっともっと
            たくさんいらっしゃったのだという事を、もっと広めていきたいです。
            この方々も、上田の宝だと私は思います。


            別所線と、歩きました!

            0

              先週末は、上田でした。
              以前にもご紹介した、このイベントに参加したのです。

              別所線沿線を走り歩く、このゆったりしたイベント。
              少し暑いくらいの晴天の中、上田から別所までの景色を
              楽しみながらの、とっても楽しいイベント!
              歩いても走っても、なんと電車に乗ってもいいというものなので
              私もゆっくり歩いて、上田の素敵な景色を写真に収めようと思っての参加。

              水を張ったばかりのキラキラの田んぼ。
              色とりどりの、道に咲く花。
              新緑でグラデーションになる山々。

              素晴らしい景色ばかりだったのですが、なんとデジカメにメモリーを
              入れ忘れるといったミスをしでかしました。。。
              皆様に、あの景色を見て頂きたかったのですが・・・無念です。

              ウォーキングに興味はあるけれども、そんなに歩くことに自信が無い
              という方には、本当にオススメのイベントでした。
              疲れたら、付属の乗り降り自由なチケットで電車に乗ればいいのですから!

              そして、ゴールは別所温泉。
              あいそめの湯のチケットがついていて、温泉で疲れを癒してから
              帰路につけるのが本当に助かります!

              とにかく、目一杯楽しませて頂きました!

              出来たら、来年もまた参加したいと思います^^


              | 1/4 | >>

              六龍堂

              歴史プロデューサー六龍堂
              早川知佐のブログです。

              歴史に関する事柄
              万、軍師承ります
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