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今日も美術館めぐり記。
静岡の私の住まいの近くには、県立美術館があり
職場への行き帰りには市立美術館があり
そしてなかなか良い展示が催されるという嬉しい環境の現在。
この度も行って参りました。
ただいま、市立美術館はこちらが開催中なのです。
「法隆寺展 聖徳太子と平和への祈り」
http://shizubi.jp/exhibition/future_140614.php
思った以上に聖徳太子中心の展示でした。
でも、これが面白かったんです!
主に鎌倉時代や室町時代に作られた聖徳太子像や曼荼羅が
多いこと多いこと。
この時代の信仰のほどが伺えます。
また、この日は個人的にちょっと心がささくれていたので
観音様を拝みに行ったということもあったのですが
いやぁ・・・癒されました。。。
凹凸の少ない、柔らかくて細い曲線で構成されていて
穏やかな微笑みを浮かべた観音様たちは、飛鳥時代の後期
「白凰期」と呼ばれる時代に作られたものなのだそうです。
そんなに大きなものではないのですが、圧倒的な存在感で
非常に非常に美しかったです。
こういった像は、お納めされている神社仏閣で見るのが一番だと
個人的には思っているのですが、ここの美術館の展示方法が
私は好きなのです。
とても見やすくて、観音様の息遣いすら感じるくらいの展示。
ゆっくり堪能させて頂きました!
私は絵や彫刻を見る際に、描いた人や作った人がどんな思いを
込めたのかが気になって、それを読み取ろうと思うのですが
さすがに飛鳥時代や鎌倉時代から人々に信仰されてきたものだと
作った人の意思よりも、これらを信仰してきた人々の祈りの
思いが色濃いんだなぁという印象。
それらを受け止め続けてきた観音様は、優しいだけではなく
強さも感じられ、ちょっとしたことでささくれていた自分が
バカらしくなってきてしまうほど。
すっかり癒されました^^
ここは、美術館自体が綺麗なので、とても好きな空間。
機会がありましたら、皆様も是非。
最近また色々と展示を見に行っております。
ちょっと前になってしまいますが素敵だったのでご紹介。
今日は、先だって東京は渋谷で見てまいりました展示。
山種美術館「クールな男とおしゃれな女」
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
江戸絵画や浮世絵の粋なよそおいから、近代・現代の日本画や
洋画に描かれたモダンなよそおいまで、各時代のスタイリッシュな
男女の着こなしを紹介するというこの展示。
近現代の絵画が中心だったのですが、それがまた歴史ものばかり
見ている私には新鮮で、そして素敵な絵ばかりで非常に満足!
展示は全て山種美術館所蔵のものなのですが、私の大好きな
上村松園さんの晩年の絵も所有しており、今回も展示がされておりました。
「西の上村 東の鏑木」と、松園さんと並び称された鏑木清方さんの
絵もあり、念願の見比べも実現。
美しかった〜〜〜!
この美術館、館自体もとってもオシャレな作りだったのですが
併設のカフェがまた素敵なのでした!
お昼ご飯に、ヘルシーな三輪素麺を頂く私。
特に私が素晴らしいと感じたのは、この展示期間中の特別メニュー。
展示中の代表的な絵画をイメージした和菓子が頂けるのです!
私は歴史をモチーフにした飲食で歴史を身近に感じてもらおうという
催しや企画が得意なのですが、絵を和菓子にしちゃうとは・・・!
でもこうすることで、絵がグッと身近になるような気がします。
ということで、私も頂いてみることに。
全部で5種類ほどあって非常に非常に迷ったのですが、やはり見ていて
一番好きだった絵のお菓子をチョイス。
「若武者」です。
絵の全体のトーンの色をベースに、矢羽根で武者をイメージしている
とってもオシャレで美味しいお菓子でした。
絵を食べちゃうなんて、面白いですね。
この企画力、見習おうっと。
この展示はまだ続いております。
後期展示に入ったそうなので、また見に行きたいと思う程。
オススメです。